ウミネコのヒナ2015 不運な出来事


 

ヒナたちが大きく育つには、丈夫な体に生まれてくることも大事だが、
天敵から狙われない幸運も必要になってくる。
しかし、偶然目撃したこのヒナは、じつに運の悪い事故に遭ってしまった。

  

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島のてっぺんは神社なので、その前は境内になっている。
参拝者や見物人が大勢歩くところなので、
親鳥が営巣するとこのような囲いを置いて保護する。
誤って卵やヒナを踏まないようにするためだろう。



たまたまこの巣の枠から、3羽のうちの1羽が偶発的に外に落ちてしまったらしい。
草の生え方の状態で、中からは敷居が低くても、外からは高くなっていた。
はみ出てしまったヒナは必死に戻ろうとするが、
ヨチヨチ歩きには高くて越えられないハードルだったのである。



戻してあげようかと思ったその矢先、親鳥がその子をつついて攻撃し始めた。
なんと、既にわが子とは認識していなかったのだ。
弾かれてよろけながら歩くと隣の巣に近寄ってしまい、そこからも攻撃されてしまった。
まるでサッカーボールのようにあちこちからつまはじきにされていた。
もはや帰るところはなくなってしまったのである。



元の巣に戻しても、袋叩きにされかねないので危なくてできないし、
よその巣には入れてもらえないという深刻な状況になった。
どうすることもできないまま、この場を去るしかなかった。

   

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by giovannibandw | 2015-06-11 22:09 | 野鳥 | Comments(0)
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