インディアン水車とは捕魚車のことで、水力で回る水車に鮭を捕る金網がついたものである。
日本国内では、北海道に3か所、本州ではここ、青森県おいらせ町の奥入瀬川だけらしい。
特に、電力を使わずに水力だけで回るのは、千歳とここの2か所しかないという。

  
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操業中でもあり、関係者以外は立ち入り禁止かと思い、近くをうろうろしていたら、
漁業組合の人が、「今日はそんなに忙しくないから入って見てもいいよ」と言ってくれた。
邪魔にならなければOKらしい。ラッキーだった。

 
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水車に掛った鮭はシュートを流れて、格子で区切られた「いけす」に入る。
およそ2m四方のいけすには百尾くらい入るようだった。
一つが満杯になると打ち切りになり、手動で隣りに移る。
鮭は数が少ない間は、あまり飛び跳ねることはなく、満杯になってくると活発になる。
狭いところでひしめき合うストレスによってジャンプしているようにも見える。
 
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青森県中央部にある十和田湖から太平洋に流れ出る唯一の川である奥入瀬川は、
サケの人工ふ化事業の規模では本州でトップクラスとのこと。
最新のデータは持っていないが、近年を平均すると、稚魚の放流が三千万尾、回帰して遡上するのが十万尾前後になっている。
 
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この日は11月27日の日曜日で、午前11時頃だった。
「昨日は千尾採捕したが、今日はまだ四百尾くらい。12月がピークかな。」
とのことだった。
水車には、2分に1尾か、3分に1尾とかの間隔で掛るように感じた。もっと短い時もある。
 
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人口の増加や産業が発展した結果、水利用の需要が増え、それに伴いダムや堰(せき)が作られ、
治水を目的とした大規模な河川改修が行われるなど、サケが自然繁殖できる環境が少なくなった。
そのため、人が手助けをしてふ化放流を行うのは義務であるといえるだろう。
 
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by giovannibandw | 2016-12-08 20:28 | 風物 | Comments(19)
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by Lucian
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