カテゴリ:文化( 3 )

浜小屋


 

浜小屋とは、漁師の漁具などの置場のことで、
家が海から離れた集落にある場合に建てられる。
天気の悪い日や夜には漁具を作ったり修理する場所としても使われ、
盛漁期には食事や寝泊まりもしたという。

 

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この浜小屋は幕末頃に建てられたもので、広さは二間半×三間。
当時の尺度で、4.75m×5.70mである。
平成5年(1993年)に国の重要文化財に指定されて改修されているとはいえ、
この保存状態の良さは驚異的に見える。



  

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屋根は釘を使わずに松の丸太をワラ縄で縛った寄棟の茅葺き。
側面は松の板。
 
 


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土台が置かれているのは、もちろんコンクリートの基礎ではなく石を敷いただけの基礎。
現存する住宅でもこの基礎がまだ残っているところもある。
  

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内部は、出入り口側の三分の一が土間で、奥の方は松の板敷きで中央に囲炉裏がある。
戸は施錠されていて、管理している博物館に申し込むと見学できる。
 

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by giovannibandw | 2016-03-04 22:45 | 文化 | Comments(0)

午年


 

今年は午の年ということで、最もシンボルにふさわしいものを想像していたらこの作品を思い出した。
「午」が方角で南、時刻では午前11時から午後1時までの正午前後、そして季節では夏至の頃と、草花の成長の勢いがピークに達する事象を意味している。
十二支を動物に喩えるのは、大昔、庶民に親しみやすくするためだったが、動物の「馬」と時の「午」を合体させた姿はベストマッチだと思う。
積もっている雪は「午」の季節ではないが、年の始めの冬ということで…。



 



作品名は「フラワー・ホース」 チェ・ジョンファ(韓国)。
十和田市現代美術館・常設展示
 

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by giovannibandw | 2014-01-01 20:40 | 文化 | Comments(0)

中世の水田跡

地元の新聞のWEBニュースで、中世時代の水田の跡が発見されたとあった。(以下引用)
 
青森県八戸市南郷区島守の「沢代」と「巻」の2カ所に、日本で農村が形成された鎌倉時代後期のものとみられる水田跡が残っていることが3日までに、東北芸術工科大(山形県)の研究グループの調査で分かった。全国で中世の水田跡が確認されているのは、共に文化庁の重要文化的景観に指定されている岩手県一関市本寺地区(旧骨寺(ほねでら)村)と、大分県豊後高田市の田染荘小崎(たしぶのしょうおさき)地区だけ。学術的に裏付けられれば、南郷区島守が3例目となる可能性が高く、専門家は「日本の農村の成り立ちを知る上で、歴史的にも非常に貴重だ」としている。(引用終わり)
 
鎌倉時代後期というと1300年頃で、今から700年前になる。
当時の領主が書いた古記録の記述から判明したという。
ではなぜ今まで判らなかったのかというと、記録には地名が「すまもり」と平仮で書かれていて、それが何処を指すのか不明だったとのこと。
この集落は「しまもり(島守)」なので、一致しないと考えられていたようだ。
ところが、研究者が地元の人の話を聞くと、「しまもり」が訛って「すまもり」と呼ばれていて、当時は発声のまま記述されていたことになり、一気に解明が進み謎が解けたというわけである。
 
「沢代」地区の水田。今は普通の田んぼと変わらない。
川のほとりだが、昔は川からではなく湧水を引いて利用していたようだ。
 

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「巻」地区。こちらは田んぼはなく、畑や牧草地になっていた。
  
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高台から俯瞰した様子。
左端が沢代で、右下が巻になる。
  
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by giovannibandw | 2013-10-17 22:13 | 文化 | Comments(0)
写真はイメージの多面体  身近なシーンの新たなインプレッション

by Lucian
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