今回のテーマは柿の実ではなく、幹と枝である。
大きな柿の木の姿を眺めていて、いつもなんとなく気になることがあった。
以前はそれが何なのかは意識できなかったが、どこかで見たことがあるような気がする形だった。
このパターンには法則性があって、法則に従っているものはみな同じパターンになることに気づいた。
フラクタルである。
小さな一部分が大きな全体と同じような形の縮小形になっている構造のことだ。
限られた空間を最大限に活用しようとする時に、必然的にこういう形になるらしい。
例えば、人体の血管網や気管支の枝別れも同じようになっている。
稲妻や海岸線、川などもフラクタルな構造だ。